本校では、生徒一人ひとりの夢の実現をより強力にバックアップするため、令和7年度の夏季休業から秋にかけて、教員による「大学入試問題研究」を実施しました。
教壇に立つ教員自らが難関大学の入試問題に真剣に向き合うことで、最新の出題傾向や対策を深く理解し、生徒へ還元できる実践的な知見を得ることを目的としています。
難関校の「思考プロセス」を解き明かす
今回の研究対象となったのは、東京大、京都大、大阪大、北海道大、九州大、東北大、東京科学大(旧東京工業大)、筑波大といった、国内屈指の難関大学です。これらの大学の最新の入試問題から担当を選択し、以下のステップで研究を進めました。
1. 解答・解説の作成:単なる答え合わせに留まらず、「生徒が読んだ際に、思考プロセスや解答の手順が明確に理解できるか」という視点を最も重視して作成しました。
2. デジタル化と共有:作成された解説はPDF形式で保存・共有します。これは、本校がDXハイスクールとして推進しているICT活用の知見とも連動しており、教員間での迅速な情報共有を可能にしています。
教員間の「知の共創」
この取り組みの大きな成果は、作成された解説を同じ教科の教員同士で共有し、教科会等で活発な情報共有や意見交換を行ったことにあります。
「この問題の背景にはどのような意図があるのか」「生徒にどう伝えればより深く理解を促せるか」といった議論を重ねることで、個人の経験を超えた多角的な知見を得ることができました。こうした教員間のノウハウ共有は、学校全体の指導力向上に直結すると考えます。
今後の展望
本校は、国公立大学現役合格者の増加など、着実な進学実績を積み上げてきました。今回の研究で得た「生きた知見」は、日々の授業や進路指導の現場で、志望する進路の実現に向けた大きな力となるはずです。
私たちは今後も、最新の入試動向に対して鋭敏なアンテナを立て、指導力の強化に努めてまいります。生徒の皆さんが自信を持って進路実現に臨めるよう、教職員一同、全力でサポートを続けていきます。
本校では、5月と11月に、教職員の授業力向上を目指した「授業研究週間」を実施しています。この研修の主な目的は、教員相互の授業見学を通じて、新学習指導要領に示された「主体的・対話的で深い学び」に向けた取り組みに関する知見を幅広く共有することにあります。また、授業の在り方について、教科の垣根を越えて情報交換を促進し、教育資源の共有をはかることも重要な目標です。
本研究週間の活動においては、特に以下の2点に重点が置かれました。
DXハイスクール事業の活用
本校は令和6年度および7年度のDXハイスクール助成対象校に選定されており、この事業により整備された最新の設備・環境等を、授業実践の中で積極的に活用することが推奨されました。ICTを活用した学びの環境整備は、生徒の「主体的・対話的で深い学び」を促進する基盤となります。
教科・科目内での連携と情報共有
授業見学の結果や新たな実践事例について、教員間で詳細な情報共有を徹底します。これは、教育効果の高い指導法や教材を全教員が利用できる「資源の共有」を加速させるための具体的な取り組みです。
教員は今後の授業実践において、以下の3つの重要課題を念頭に置き、改善を進めていきます。
生徒の学力の維持・向上に向けてなすべき授業改善
日々の授業の中で、いかに効果的に生徒の理解度を高め、学力を定着させるかという課題について、具体的な指導法の見直しを行います。
「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けてなすべき授業改善
生徒が自ら課題を見つけ、対話を通じて思考を深められるような授業設計を推進していきます。
ICTを活用した、授業や情報共有の工夫
DXハイスクールとしての環境を最大限に生かし、授業内での効果的なICT活用はもちろん、教職員間の円滑な情報共有にも工夫を凝らします。
教員が一丸となって学び続ける姿勢こそが、生徒の未来を切り拓く鍵となります。今後も、研修を継続してまいります!