【授業改善】地歴公民科「KP法」に係る公開授業を実施しました!


令和8年6月10日(水)の第1時限、本校地歴公民科の関大夢教諭の授業において、授業改善の試みとなる「KP法」を用いた公開授業を実施しました。

5月29日に行われた「単元学習」の公開授業に続き、本校が推進する「自立して考える力」を育むための新たな学びの形を追求する試みです。

 

アナログがもたらす「思考の整理」
今回導入された「KP法」とは、「紙芝居プレゼンテーション法」の略称です。A4やA3サイズの紙、ホワイトボード、そしてマグネットだけを使用する、非常にシンプルでアナログなプレゼンテーション手法であり、同時に強力な思考整理法でもあります。

デジタル機器が普及する「DXハイスクール」の環境下にあえてアナログな手法を融合させることで、情報の構造を視覚的に捉え直し、本質的な理解を促すことを狙いとしています。

 

掲示される「問い」に注目し、対話が深まる
授業中、黒板に次々と掲示されていくA3大のポスター(紙芝居)に対し、生徒たちは興味津々で見入っていました。

論点の明確化:視覚的に構成された紙芝居により、「今、自分たちが何を考えるべきなのか」という論点が鮮明になり、生徒たちの思考がスムーズに整理されていく様子が見て取れました。

探究的な対話:整理された論点をもとに、クラスメイトとの活発な対話が展開されました。一人ひとりが自分の考えを言語化し、他者の視点を取り入れることで、まさに「探究的な学び」が教室全体に広がっていきました。

 

学びの可能性を広げ続ける
今回の公開授業は、前回の「単元学習」と同様に、本校における「様々な学びの可能性の探究」の確かな成果となりました。

本校が系統立てて実施している「総合的な探究の時間(探究基礎・探究実践・進路探究)」においても、こうした教科学習での授業改善は、生徒の論理的思考力や表現力を支える重要な土台となります

今後も、本校は現状に満足することなく、生徒たちの知的好奇心を刺激し、社会を変える力を養うための授業改善について、様々な取り組みを積極的に実践してまいります。

【授業改善】地歴公民科「単元学習」に係る公開授業を実施しました!

令和8年5月29日(金)の第2時限、本校地歴公民科の関大夢教諭による「歴史総合」の公開授業が実施されました。

 

授業改善の核心:暗記から「探究」への転換

今回の公開授業は、本校が教育理念として掲げる「自立して考える力」をより高度に育むための「授業改善」の一環として行われました。そこで取り入れられたのが「単元学習(ユニット学習)」という手法です。

「単元学習」とは、教科書をただ順番に1ページずつ進める従来の形式とは異なり、特定のテーマや目標に基づいた「ひとまとまり(ユニット)」ごとに計画を立て、体系的に学んでいく学習方法です。

目的意識の重視:単に知識を暗記するのではなく、「この単元を通して何ができるようになるか」という出口を明確にします。

課題解決のプロセス:直面する事象に対し、「どう課題を解決するか」という探究心を刺激する設計がなされています。

これは、本校が1年次の「探究基礎」から3年次の「進路探究」まで系統立てて実施している「総合的な探究の時間」とも深く連動した取り組みです。

 

対話が生む「生きた歴史」

授業では、関教諭の問いかけに対し、生徒たちがクラスメイトとの対話を通じて自分たちの考えを深めていく姿が印象的でした。

教科書に記載された事実を「素材」として捉え、生徒同士で議論を交わすことで、歴史的な事象を多角的な視点で分析する探究的な学びが展開されていました。生徒たちは、過去の出来事が現代の社会課題とどのように繋がっているのかを、自分事として捉えようと真剣に取り組んでいました。

 

学びの可能性を広げるために

今回の公開授業は、本校における「様々な学びの可能性の探究」の大きな一歩となりました。本校ではこれまでも、先進校への視察や生成AIの活用研修など、教職員自身が「学び続ける姿」を大切にしてきました。

今回の成果を全職員で共有し、今後も生徒一人ひとりの知的好奇心を呼び起こすような、質の高い授業改善を実践してまいります!


 

【授業改善】本校教員による「大学入試問題研究」を実施しました!

本校では、生徒一人ひとりの夢の実現をより強力にバックアップするため、令和7年度の夏季休業から秋にかけて、教員による「大学入試問題研究」を実施しました。

教壇に立つ教員自らが難関大学の入試問題に真剣に向き合うことで、最新の出題傾向や対策を深く理解し、生徒へ還元できる実践的な知見を得ることを目的としています。


難関校の「思考プロセス」を解き明かす

今回の研究対象となったのは、東京大、京都大、大阪大、北海道大、九州大、東北大、東京科学大(旧東京工業大)、筑波大といった、国内屈指の難関大学です。これらの大学の最新の入試問題から担当を選択し、以下のステップで研究を進めました。

1. 解答・解説の作成:単なる答え合わせに留まらず、「生徒が読んだ際に、思考プロセスや解答の手順が明確に理解できるか」という視点を最も重視して作成しました。

2. デジタル化と共有:作成された解説はPDF形式で保存・共有します。これは、本校がDXハイスクールとして推進しているICT活用の知見とも連動しており、教員間での迅速な情報共有を可能にしています。


教員間の「知の共創」

この取り組みの大きな成果は、作成された解説を同じ教科の教員同士で共有し、教科会等で活発な情報共有や意見交換を行ったことにあります。

「この問題の背景にはどのような意図があるのか」「生徒にどう伝えればより深く理解を促せるか」といった議論を重ねることで、個人の経験を超えた多角的な知見を得ることができました。こうした教員間のノウハウ共有は、学校全体の指導力向上に直結すると考えます。


今後の展望

本校は、国公立大学現役合格者の増加など、着実な進学実績を積み上げてきました。今回の研究で得た「生きた知見」は、日々の授業や進路指導の現場で、志望する進路の実現に向けた大きな力となるはずです。

私たちは今後も、最新の入試動向に対して鋭敏なアンテナを立て、指導力の強化に努めてまいります。生徒の皆さんが自信を持って進路実現に臨めるよう、教職員一同、全力でサポートを続けていきます。

【授業研究週間】本校職員間の授業研究週間を実施中です!

本校では、5月と11月に、教職員の授業力向上を目指した「授業研究週間」を実施しています。この研修の主な目的は、教員相互の授業見学を通じて、新学習指導要領に示された「主体的・対話的で深い学び」に向けた取り組みに関する知見を幅広く共有することにあります。また、授業の在り方について、教科の垣根を越えて情報交換を促進し、教育資源の共有をはかることも重要な目標です。 

 

本研究週間の活動においては、特に以下の2点に重点が置かれました。

 

DXハイスクール事業の活用

本校は令和6年度および7年度のDXハイスクール助成対象校に選定されており、この事業により整備された最新の設備・環境等を、授業実践の中で積極的に活用することが推奨されました。ICTを活用した学びの環境整備は、生徒の「主体的・対話的で深い学び」を促進する基盤となります。

 

教科・科目内での連携と情報共有

授業見学の結果や新たな実践事例について、教員間で詳細な情報共有を徹底します。これは、教育効果の高い指導法や教材を全教員が利用できる「資源の共有」を加速させるための具体的な取り組みです。

 教員は今後の授業実践において、以下の3つの重要課題を念頭に置き、改善を進めていきます。

 生徒の学力の維持・向上に向けてなすべき授業改善

日々の授業の中で、いかに効果的に生徒の理解度を高め、学力を定着させるかという課題について、具体的な指導法の見直しを行います。

 

「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けてなすべき授業改善

生徒が自ら課題を見つけ、対話を通じて思考を深められるような授業設計を推進していきます。

 

ICTを活用した、授業や情報共有の工夫

DXハイスクールとしての環境を最大限に生かし、授業内での効果的なICT活用はもちろん、教職員間の円滑な情報共有にも工夫を凝らします。

 

教員が一丸となって学び続ける姿勢こそが、生徒の未来を切り拓く鍵となります。今後も、研修を継続してまいります!