創立記念日(5月1日)について

土浦第二高等学校

 

本校は明治36年5月1日、「茨城県立土浦高等女学校」として、土浦市前川町(現・中央二丁目、筑波銀行本店隣)の江戸崎屋旅館という3階建ての建物を仮校舎に、校長以下職員4名、入学生徒54名で開校しました。
 
翌37年には第2回生73名の生徒が入学し、38年には土浦中学校(現土浦一高)が真鍋町に移転した跡地(現在地)に移転しました。職員数は10名、生徒数も220名となり、若々しい草創期を迎えました。
 
その後、昭和23年4月、学制改革により「茨城県立土浦第二高等学校」と改称されました。このころ、県立高校の男女共学化がすすめられ、本校においても昭和29年まで男子生徒が在籍していました。昭和38年には、1学年普通科10学級、家政科2学級で公立高校では県内随一の大規模校となります。しかし、昭和60年頃から中学校卒業生は減少傾向となり、それに対応するため、平成4年度には普通科1学級、平成5年度には家政科1学級、さらに平成11年度には普通科1学級が減となりました。そして平成13年度には家政科が募集停止となり、平成15年3月1日に最後の卒業生を送り、家政科53年の歴史に幕を閉じました。
 
また、新たな変革として、県から男女共学推進校の指定を受けて、平成6年度からは男女共学校として新たな一歩を踏み出します。
 
平成5年の11月には、創立90周年記念式典が挙行され、記念事業の一つとして、六崎敏光先生作の記念モニュメント「であいの像」が前庭に建てられました。平成15年11月8日には、創立100周年記念式典を盛大に挙行し、記念事業の一環として多くの方々のご寄付により校舎内外の環境整備が行われました。平成18年6月には普通教室にエアコンが設置され、快適な学習環境が整いました。平成25年11月2日に創立110周年記念を迎え、昇降口の校章ステンドグラス、体育館の校歌レリーフが設置されました。
 
卒業生数は、令和6年3月で44,535名となり、国内外の各分野で活躍し、名実ともに県下有数の学校として高い評価を得ています。
 
そして、令和5年11月11日、創立120周年を迎えた本校は、ゆかりのある方々のご臨席のもと、記念式典を盛大に挙行しました。
 
創立記念日を迎えるにあたり、創立以来の多くの先達のご労苦に対し、深甚なる感謝の気持ちを捧げます。そして、生徒のみなさんには、諸先輩が築いてくださった輝かしい歴史と伝統を受け継ぎ、地域社会との連携の中で、本校のさらなる発展を目指し、有意義な学校生活を送ることを期待します。